今日は、以前書いた、こちらのエントリーの続きです。
①無意識のパターンを書き換える、コーチングセッション
http://aonoyukari.exblog.jp/20588303/
このクライアントさまは、
どうしても「あること」を成し遂げることができず、
何度も途中で諦めていました。
周りに、あと少しだからとか、もったいないとか、
いろいろ言われたそうです。
でも、どうしても、できない。
あと少しなのは、自分でもわかっているのに、
どうしようもなく、嫌になってしまう。
しかし、仕事や人間関係は、むしろ好調なのです。
周りからの信頼も厚く、○○さんに任せれば大丈夫、と言われている。
なのに、「あること」だけはできなかったのです。
今回のブログでは、この方の無意識のパターンの裏に潜んでいた、
ある「信念」に迫ります。
彼を引き留めていたのは、一体、何だったのでしょうか?
さて、その方が投げ出すときは、
大体、もう少しで終わりという時になって、
「なんで俺が、こんなことをやらなきゃならないんだ!」
「こんなの、俺の本当にやりたいことじゃない!」
という「怒り」と「嫌悪感」が湧いてきて、
そこからパッタリとやる気がなくなり、
物事が進められなくなり、
期限が迫ってきて、自ら投げ出してしまう、というパターンでした。
セッションでは、そこにあるメンタルブロックと、
ゆっくりと向き合っていきます。
サポートをするうちに、彼の内面が、変化しはじめました。
「なんで、俺がこんなことをやらなきゃならないんだ」
という気持ちの下から、
「本当は、やりたい」
「でも、上手にやりたい、上手じゃないと嫌だ」
という想いが出てきたのです。
そのとき、なんとなく、泣きたい気持ちになられたそうです。
私はクライアントさんの、変化を見ながら、
より効果的なサポートをしていきます。
そのうち、表層のメンタルブロックがどんどん溶けて、
ずっと奥のほうに隠れていた、
「核」となるメンタルブロックが見えてきました。
それはどういうものだったかというと。。。
「自分は、そんな素晴らしいものには値しない」
「そんな良いものを手に入れる、資格はない」
という思いでした。
ここにたどり着いたとき、
彼は少し、泣きました。
自分は、それを手に入れるような、
価値のある人間ではない。
自分にはふさわしくない。
表層の怒りや嫌悪感とは、全く異なった、
その深層心理が、15年以上にもわたって、
物事を達成することを、邪魔していたのです。
そのメンタルブロックも、ゆっくりと、じっくりと、
溶かしていきます。
セッションが終わったあとは、
とてもスッキリした顔をされていました。
それからは、気持ちが揺れても、自分と向き合えるようになり、
その結果、そのクライアントさんは、
15年越しに、「あること」をやり遂げ、
彼にとって、「ずっと欲しかった、素晴らしいもの」
を手に入れました。
「俺、すごい」、と思ったそうです(笑)
「まさか、自分で自分を、妨害していたなんて」
と、そのクライアントさんはおっしゃったけれど、
本当は、この方だけでなく、誰もがそうなんです。
あなたの、表層意識の奥にある、もう一つの信念。
自分や、自分の人生に対する、メンタルブロック。
それを手放せれば、物事はどんどん変わっていきます。
そのために必要なのは、「自分と向き合う」こと。
実は、たった、それだけなんです。
私のコーチングでは、「無意識の書き換え」だけでなく、
独自のメソッド、ツール、共感覚を使って
「自分と向き合う」ための、サポートをしています。
それは、心の自縄自縛を解き、自分で自分を自由にするための、
大切なプロセスなのです。
パーソナルコーチ・青野ゆかり
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