先日、コアなセミナー(勉強会)をやってきました。
「自分と向き合う」第一章。
~ありのままを捉える~ です。
「自分の【ありのまま】を観たくない人には向きません」
というアナウンスをしたのですが、それでもいらした殊勝な方々。
特に、「ありのままを捉える」ためのオリジナルワークが好評で、
スコトーマを外したり、共感したりと、大いに盛り上がりました。
内容はこんな感じです。
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第一章は、自分と向き合うために、最も重要な、
「ありのままを捉える」にはどうすればよいか、
という、その方法を学ぶ場です。
こちらは、普段、私が常にやっていることを、
自分と向き合うためには、
とにかく「ありのまま」が見えなければなりません。
そうでなければ、自分の揺れ動く感情や、
意識によるゴマカシと向き合うだけで、
「よくやった」「向き合えた」と満足してしまいます。
それは結局のところ、
一言で「ありのまま」と言っても、
大きく3つに分けると
・物事のありのまま
・それに対する、いまの自分のありのまま
・本来の自分の、ありのまま
です。
セラピーやスピリチュアルでよく言われるのは、
・それに対する、いまの自分のありのまま
であり、ほとんどの人は、それもよく捉えられません。
私たちは、自分を抑圧することに慣れきっているし
物事のありのままが、見えていないからです。
また、この3つの分類も、ぐちゃぐちゃな人が多いでしょう。
自分の良いところを、認められなかったり、
自分をさげすんだり、誰かを責めたり、
ちょっと調子が出たと思ったら、失敗したり、
それらも全て、物事のありのまま、
今回は特に、最初の、「物事のありのまま」
まずはここが出来ることが、土台であり、
(セッションでいつも思うのですが)
ほとんどの人にとって、訓練されていない部分です。
ということは、これができれば、
(こちらは禅や仏教に近い考え方だと、
私は、自分と向き合うのが好きです。
最初は、それは小さな山から始まり、
一つの山を越えるにつれて、どんどん大きくなってきます。
対処できることが、より大きく、より深くなってきます。
自分のことが深くわかればわかるほど、
心の傷は癒え、より自由になり、
他人のことも、深くわかるようになります。
自分と向き合えば向き合うほど、
その大切さが、身にしみてきます。
無意識下に抑圧されたものが、
仕事や、恋愛や、結婚生活や、子育てに与える、影響の大きさ、
そして、そこから解放される喜びの大きさ、
これは、いつも言うことですが、人生の滋味とも、
いままで精一杯生きてきた、自分からの祝福とも言える、
とても心温まる瞬間です。
自分と向き合えなかった頃には
(私も抑圧の時代が長かったわけですが)
二度と、戻りたくないと思います。
こちらは、自分のありのままを観て、自分と向き合いたい、という
気持ちのある方に向いています。
逆に言うと、自分のありのままを観たくない人には、
そこには、優しい自分、楽しいことが好きな自分、
ずるい自分、利己的な自分、無責任な自分もいます。
どっちが良い悪いではなく、
コインの表と裏なのです。
どっちかだけの人間はいません。
どっちの自分を選ぶかに、意識的な人間と、
抑圧すれば、それらは無意識に入り込み、
自分の選択や言動を、「自動的」にコントロールします。
意識に上げれば、反応と言動の間に、スペースが生まれ、
自分の選択や言動を、意識的に選べるようになります。
選択が変われば、人生は変わります。
それはすなわち、いままでの自分を変える、ということです。
そこには、自由があります。
「追記」
自分のありのままと向き合ったり、変化したり、
というチャンスを目の前にしたとき、人は
無意識にそのチャンスを避けることが、多々あります。
(意識的な理由はいろいろあるのですが、結果として、
やったらいいと言われたことをやらなかったり、
行くのをやめたり、自責や他責で落ち込んだり)
ありのままをみても、みなくても、
変わっても、変わらなくても、どっちでもいいのです。
自分や他人を責める必要は、一切ありません。
ただ、自分の「チャンスを避けた反応」が、意識に上がれば、
成長の速度は速まります。
「そうか、このとき、自分は避けたんだな」ということに気づくと、
次、「ありのままと向き合える」チャンスが来たときに、
逃さずしっかり捕まえて、前に進めるからです。
どんな経験も学びになるとは、こういうことですね^^
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