いままで、いろんな人の話を聞いてきました。
心が躍るサクセスストーリーから、想像を絶するような境遇まで。
昔は、超深刻な話を聞いたら、
「ひゃ~、どうなっちゃうんだろう」と思ったけど、
いまは全く動じません。
絶対、大丈夫だと思えます。
。。。これも年の功ですね~。って、いやいや、違いますよ(笑)
今日は、久しぶりに、トラウマの話を書こうかなと。
いろんなトラウマがありますが、
その人たちが苦しんでいるものの多くは、恐怖です。
過去はもう過ぎ去っていて、目の前にはないのですが、
あることをしたときに、その恐怖が蘇ってきます。
PTSDや、感情に飲み込まれること以外にも、
「また悲惨なことが起きたら、どうしよう」、という思いや、
「トラウマの影響により、繰り返し、自分を傷つけていること」、があります。
無意識のパターンの、強烈バージョンですね。
過去の私にも、ずっと手に負えないものがありました。それは、
「また同じ事が起きたら、自分は今度こそ生きていけない」
という恐怖です。
詳しい話は、またの機会に譲りますが、
この恐怖を乗り越えられなかったら、
自分や大変な目に遭った人のことを、
きっと「かわいそうな人」と思い続けたことでしょう。
でも、いまはそうは思いません。
自分の経験も、いまとなっては貴重すぎて、
そのプロセスの全てが、よかったと思っています。
私自身が、自分と向き合って、いろんなことを乗り越えて、
一番大切なことを見つけたからです。
それは。。。
「過去に何があったとしても、
この先、何が起きるとしても、
私は、私の人生を、愛している」
ということ。
ここに、自分でたどり着いたとき、私の人生が本当に変わりました。
それは、生きることは、結果じゃなくて、
すべてが貴重なプロセスであり、貴重な経験であり、
自分の人生だからこそ、味わえるものだということ。
それに気がつくと、日々の捉え方が変わってきます。
何があっても、「すごい、これって貴重な経験だわ」と思います。
さらに、「自分で選ぶ」「自己責任」ということが、深くわかってきます。
いろんな感情を、楽しむ。
ありのままを受け入れるゲームを、楽しむ。
自分の可能性を広げるのを、楽しむ。
好きなコトを、楽しむ。
やりたいことを、自分で選んで、楽しむ。
毎日、生きていて、いろんなことがあるからこそ味わえる、
自分だからこそできる、貴重な経験です。
ある人々は、「自分にとって都合の良い、物事や感情」を、
良いことやポジティブだとして、受け入れ、
「自分にとって都合の悪い、物事や感情」を、
悪いことやネガティブとして、排除しようとします。
前回のブログに書いた、「独り」や「ありのまま」に対しても、
ポジティブな側面がみえず、ネガティブなものとしか捉えられない人に、
そういう傾向が強いです。
二元論でしか、物事をみれないんですね。
それは、本当の悦びの半分を、排除しているのと同じです。
真のポジティブというのは、何があっても、
そのすべてを楽しめるということですから。
すべての情動、経験そのものが悦びになる。
私は自分のコーチから、「恐怖は娯楽だから」と、
事ある毎に言われ続けたわけですが(笑)
ちょっと言葉は違うけど、いまの私は、恐怖も絶望も孤独も、
深い安心や歓喜やつながりと同等に、貴重で美しい経験だと思います。
あなたの中にも、あなたの答えがあります。
それは、誰かが見つけたものと、同じでもいいし、同じじゃなくてもいい。
あなたの中から出てきたもの、それがあなたにとっての、答えです。
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