ずっと気になっていたイベントが終わって
ほっと胸をなでおろしています。
ある場所で和の正装をしなければならず
着付など不安が山積みでしたが(笑)
なんとか乗り切ることができました。
いやいや。。。
慣れないことは緊張しますね。
イベント自体は、大変楽しかったです。
さて今日は、おすすめの本をご紹介したいと思います。
私がセミナーなどでメンタルブロックの話をするようになってから
とにかく繰り返していることが
「反応を観ること」です。
いまやっている講座でも、
「24時間、自分の反応を意識してください」とお伝えしています。
この反応というのが、奥が深くて
ポジティブ、ネガティブだけでなく
思考パターンから感情的反応、感覚、
まだ意識に上がっていない無意識の反応など
捉えるべき、様々な反応があります。
それらについてお話させていただくたびに
「もっともっと伝えたいんだけど」と感じていましたが
素晴らしい本が。。。!
『これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活』
草薙龍瞬 著
この本は「反応」について、説明が難しいなあと思っていた部分を
ブッダの教えに基づいて、非常にわかりやすく説かれていて、
何度でも読み返したくなりました。
以下、本から少し抜粋します。
『仏教では、生命の本質を、心・体・関係性――の三つでとらえます。
このうち心とは、ひとことでいえば“反応”のこと。
この反応は、五つの種類に分けられます――つまり、
①感覚 ②感情 ③思考 ④意欲 ⑤意識 です。このうち“意識”は、心の底を流れ続けるエネルギーです。
まだ感情や思考などの反応が生まれる前の“反応の素”みたいなもの。
ニュートラルで、まだ怒りや妄想といった「煩悩」になる前の、きれいな状態の流れです。この“意識”が外の刺激に触れたときに、感覚・感情・思考・意欲という
四つの反応を作り出します。
私たちの日頃の悩みは、この四つのいずれかに、実は属します。』(p31 プロローグより)
私は一緒くたに「反応」と言っていますが
このように分類すると、さらに認識しやすいですね。
「五つの心の領域」は原始仏教でも説かれているそうです。
本の中では「こういう反応のときは、こうするといい」という
具体的事例もたくさん挙げられていますが
それだけではなくて、
・自分を客観的に観る
・「自分はこう感じているんだな、こう思ってるんだな」と思う
・まず気づくことが大切
など、普段私がよく言っていることで
「うーん、うまく伝わってるかなあ??」と思っていることや
・「いまこの瞬間に在る」とは、どういうことなのか、
という抽象的な概念も、非常にわかりやすく説かれています。
すごいなあ、言語化素晴らしい!
と唸りながら読んでいました。
(私はコーチングのセッションでときどき
「足の裏を意識してください」というのですが
それも書いてありました^^
いろんな分野で言われる大事なことなんでしょう)
私たちの人生は、自分のマインドが創っています。
自分の反応を観られるようになってくると
普段、無意識に反応しているから、
いつも同じようなことで悩んじゃうのか!
ということが理解&自覚できてきます。
すると、反応を意識的に選択できるようになり
人生が大きく変わり始めるのです。
この本はその助けになるでしょう。
もちろん、この手の本は実践が大切なのですが
それがタイトルによく表れているかと。
「これも修行のうち。」
実際には難しいことも、こう言われると
つい納得してしまうのはなぜなのか(笑)
コーチングと共通することも多い“プチ修行”。
クライアントの皆さまにはぜひ読んでいただきたいですし、
「心」に興味のある方には大変おすすめです。
(修行と似つかぬ、かわいい表紙 http://amzn.to/1rkK7p8)
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