コーチングとエフィカシー

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コーチングを受けると、エフィカシーが上がるかというと、
それは確実に「上がる」。

ありがたいことに、私もコーチングを受けるという機会を与えられ、
その期間は、少しでも変化しようと、とにかく必死だったと思う。

抽象度が高い言葉たちから、自分に必要なことを推測し、
わからないことに対しては、とにかく本を読み、知識を増やしては考え、
それでもわからないことは、「いまはわからない」として保留した。

30分間の個人セッションが、貴重だったのと同様に、
次回までの1ヵ月間を、いかに過ごすかが、とても大切だった。

しかし、少なくとも私にとって
「エフィカシーが上がる」ということは、
コーチに「ほめられる」とか「認めてもらえる」とか
「憧れの人に近づいた気がする」とか、そういうことではなかった。
(コーチにほめられたことは、一度もなかった、と思う)

自分と向き合い、メンタルブロックを外し、行動していくことで、
「自分は自分でいい」という確信度、が上がっていった。

これは揺らぎようのないエフィカシーで、
それを上げる原動力が、コーチングにはあり、いまも効いていると思う。

もちろん、他の人が私と同じようだとは思わない。
おそらく、私がコーチングに求めていたものは、
ほめられるとかいう類の効用による、
エフィカシーではなかったのだろう。

しかしメンターには、一度だけ、ぽろっと、
「大したもんだな」と言われたことがある。
いかにも「ほめよう」とか「上げよう」として出た言葉よりも、
そういった「思わず出た本音」のほうが、私の心には効いた。

私がクライアントさんに伝えるのは、いつも本音だ。
本気で素晴らしいと思うし、本気で向き合うし、本気で放っておく。
手取り足取り構うことよりも、その人の力を信じて放っておくほうが、
遙かに難しく、大切だと教えてくれたのも、メンターの方々だった。

誰かのようになれ、とは口が避けても言わないけれど、
コーチやメンターという存在は、どうしても影響を与えてしまう。

誰かのマネをしながら、
そこで得た養分の上に、自分らしさを育てながら、
私たちは成長していく。

つまらない話がつまらないのは、
そこに常に「自分よりすごい誰か」や「虚像」のイメージがあって、
「自分じゃない」から。

コピーは所詮、コピーだもの。
自分にならなきゃ、意味がないでしょう。

自分は自分でいい。
自分は自分がいい。
その確信をつかみとる。

コーチングには、間違いなく、その力があると思う。

 

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パーソナルコーチ・青野ゆかりのブログです。心理学、無意識、潜在意識の法則、共感覚が得意分野です。 「自分やあの人は、なぜあんな言動をとるのか?」 いつもそんなことを分析しています。 ときどき、ちょっと不思議なアドバイスもします。 共感覚による「エネルギーマネジメント」についてはコチラをご覧ください。 http://efficaciouslife.jp/menu.html

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