世の中には、一見同じに感じるんだけど、よく見ると違う、
というものが、沢山あると思います。
薄型テレビも、パソコンも、見た目はどれも変わらないようだけれど、
細かい部品の「性能」は、全く違ったりする。
使い続けるにつれて、その違いがストレスになったりする。
政治家も、それを批判している人たちも、
みんな似たような主張をしているようだけど、
よくよく話を聞いて、情報を集めて、突き詰めていくと、
「それぞれの裏事情」があったりする。
これは「自己啓発」という分野においても、同じです。
たとえば、「ワクワクして、夢を叶えよう」という主張は多いのですが、
そのための「プロセス」や、その「本当の目的」は、実は違ったりする。
逆に、「違う主張」と思っていた教えが、
冷静に考えると、「同じことを言っている」ということもよくある。
多種多様な、本物とまがい物を、見分けるためには、何が必要でしょうか?
まず一つは、「失敗する」こと(笑)。
失敗は成功の元、と言いますが、これは貴重な財産になると思います。
自分はなぜ、それを選んだのか。
どこに惹かれたのか。
何が合わなかったのか。
相手が求めていたのは、何だったのか。
失敗したときに持っていた、自分の「物差し」を意識に上げていけば、
似たような「質」のものは、選ばなくなります。
もう一つは、「普段から、良いものに触れる」こと。
食べ物でも、化学調味料がたっぷり入ったものばかり食べていると、
余計なものの入っていない料理が、物足りなく感じます。
食材の持つ本来の味が、わからなくなっている。
つまり、味覚音痴になっているのです。
しかし、添加物の入っていない、本物の調味料を使って、
自分で料理したり、愛情のこもった野菜を食べるようにすると、
本物と偽物の「違い」がわかってきます。
これは、持ち物でも、情報でも、同じです。
普段、自分が何から「情報」を得ているのか、見直してみてください。
テレビですか? インターネットですか?
書籍ですか?
本であれば、どんな人が書いたものですか?
時の流れを経てもなお、本物だと認められたものですか?
あるいは、それらを実行した人間が、大切なエッセンスをまとめたものですか?
それとも、時流に乗って、出版されたものですか?
誰かの、何かしらの意図が、含まれたものですか?
普段から接している情報の、「質」を上げましょう。
最初は違いがわからなくても、続けるうちに、ちゃんとわかってきます。
コーチング一つにしても、そのコーチが発信している内容を吟味すれば、
その人が何を大事にしているのか、わかってくるでしょう。
いまだに、テレビや新聞の情報を鵜呑みにしている人は、いないと思いますが、
うっかり、「この前、テレビでこう言ってたから」なんて口走ってしまったら、
ちょっと反省しましょうね(笑)
似て非なるモノ
11.07
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