※前回の続き。
美しい女性に、憧れる人は多い。
美容に興味のなさそうな私だって、『SHIHO’s Beauty Theory』を買ったりする。しかしその内容を読んでわかるのは、「いかに自分と違うか」ということである。元々の資質は言うまでもないけれど、SHIHOがSHIHOであるために、日々努力・継続していることと、自分が自分の現状を維持するために、日々継続していることの差に気づき、さもありなん、と落ち着く。(むしろ、落ち着いてしまう)
そこから、少しでも変化するための行動を選ぶのか、
「あの人は、私とは違うのよね」と投げ捨てて現状維持を選ぶかは、
本人次第なのである。(つまり、私次第なのである。。。)
どうせ誰かと比較するなら、もっと徹底的に比較するといい。
そして、生き方の何もかもが、自分と違うことを思い知る。
その差を埋めるために、自分は何ができるかを考える。
自分はそこまでして、自分を変える気があるのかと、自問する。
大抵はそこまでする気はなくて、ただの「ないものねだりな自分」に行き着くのである。
「いつも周りの人と比べちゃって、、、落ち込むんです」
精一杯の自戒も込めて書くけれど、この言葉は、
「私は努力せずに、あの人やこの人の、いいとこ取りしたいんです」
と言っているようなものだと思う。
この思考のプロセスに慣れると、とてもいいことが一つある。
それは、本当に、他人と比べなくなる、ということ。
「その気もないのに、他人と比較してもしょうがないな」
ということが、実感として、心身に蓄積されてくる。
他人と比べて、その「とんでもない差」をどうやって埋めるか悩むよりも、
どうせなら、自分のやりたいことをやろう、という方向に意識が向く。
他人の猿真似をするのが、バカらしくなってくる。
限られた時間やお金を、本当は何に使いたいのか、
そのためにはどうすればいいかを考え出す。
それは、他人の評価を軸にした、思考や生活パターンから、
「自分中心にシフトしていくプロセス」でもある。
自分のいいところが、沢山見えるようになる。
(おまけに、他人の「学びたいところ」のほうが見えてくる。)
その先のあなたは、いまよりも、ずっと自分を知っている。
自分のために、一歩一歩、泥臭く歩む力がある。
スマートな生き方の裏に隠れた努力を、見抜く力がある。
自分の日常を変えるために、
堂々と、やりたいことを、やればいい。
人は、いつからでも、自分らしく生きられる。
*パーソナルコーチ・青野ゆかり*
公式HP http://efficaciouslife.jp/
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