数あるブログポータルの中から、
なぜ、エキサイトブログを選んだかというと、
そこには、特別な思い入れがあったからです。
もう、だいぶ昔の話ですが、
鬱の真っ暗闇が、薄闇(笑)くらいになったころ、
私を支えてくれたのは、
売れっ子のカウンセラーやセラピストではなく、
有名な人の書いた本でもなく、
全く無名の、どこに住んでいるかもわからない、
一般の人々のブログでした。
書いてあるのは、今日はこんなパンを焼いたとか、
どこぞに行って、なんとかという作家の、何々を買ったとか、
仕事でこんな人との出会いがあったとか、
そんなことばかりなのですが、
そこには、
「ねえ、暮らすって、毎日を丁寧に生きるって、こういうことでしょ」
という、日常生活に対する意気込み、みたいなものがありました。
私には、それが本当に眩しくて、うらやましくて、
ああ、こんなふうになりたいな、と心底思っていました。
そんなふうに、
毎日をキラキラだと思えたら、
些細なことを大切にできたら、
嬉しいと思えることを、自ら増やせたら、
どんなにいいだろうと。
本当は、その人たちだって、いろんなことがあるのはわかっています。
ブログのために、自分を装うことも、しょっちゅうあったはずです。
裏で、その空しさを抑えることもあったでしょう。
それでも、彼女たちが眩しかった。
うまく言えませんが、「がんばろう」と思える彼女たちが、
うらやましかったのです。
その彼女たちが使っていたのが、エキサイトブログでした。
当時は、デザインも一番スッキリしていて、
良く言われることですが、広告もなく、
シンプル好きの支持を、集めていたと思います。
自分がブログをやるならば、やっぱりエキサイトがいい。
そう思って、始めたわけですが。。。
有料プランも検討しました。
できれば、使い続けたいなと。
残念。。。
話をもとに戻すと、
私が、好きだな、いいな、と思う方々は、有名な人ももちろんいますが、
そういう「無名」なすごい人や、一般人も多いです。
有名だから好き、偉いって、よくわからないんですよね。
有名になるために、その方が努力された、ということはわかります。
いまとなっては、それが結構な壁を破った結果なんだ、ということも実感しています。
でも、有名だから、良いとは限らない。
無名だから、ダメとも限らない。
すべての人が、有名になることに、価値を置いているとも限らない。
もし、いまのあなたが、誇れるものは何もないと思っていたとしても、
あなたがいるだけで、優しくなれたり、がんばろうと思えたりする。
そういう人が、どこかにいるのです。
例え、見たことも、会ったこともない、存在さえ知らない人だったとしても。
かつての私のように。
私はいまも、あの日々を支えてくれた、ハンドルネームしかない彼女たちの、
ブログのことを思い出します。
私のブログも、同じように、誰かの支えになれたらいいな、と思いながら。
(10月19日のセミナーは、まもなく募集を開始します。こちらのブログでお知らせします)
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