一口に「気づきを得た」「スコトーマが外れた」と言っても、
その中身は実に様々。
その「気づき」を「自分のモノにする」までのプロセスも、
一つひとつ、全く違うように思う。
私自身、素晴らしいご縁に恵まれているおかげで、
精神の面から、身体の面から、あるいは仕事の面から、
日々、様々な示唆を頂いているのだけど、
気づいて、すぐ切り替えられるものと、
気づいて、じっくり取り組むものと、
気づいたけれど、すぐ忘れてしまうものと、
気づいたけれど、できれば、忘れてしまいたいものと(笑)
いろいろある。
いつも通る道に、赤くてかわいらしい花が咲いていることに
今日、初めて気がついた。
というレベルのものから、
世の中には、自分が見たことも想像したこともない生物がいると知った。
でも名前を聞いたのも初めてだし、昆虫なのか両生類なのか、
あるいは哺乳類なのかも、全くわからない。
というものまで、
「気づき」の幅も深さも、そのときどきでまるで違う。
先日、私が得た気づきは、
「なんですか、それ。そんなものが、世の中にあったんですか」
というものだった。
それは、例えるならば、とても小さな植物の種のようで、
どんな芽が出るのか、草なのか、木になるのか、
花が咲くのか、実がなるのか、まだ全然わからない。
これを「自分のモノにしよう」と思ったら、
種を自分の土壌に埋めて、水をやり、日光に当て、
やがて小さな芽が出て、茎を伸ばし、確かで力強い根をはるまで、
「自分で育てる」ことが必要になる。
最初は、ちょっと引っ張っただけで、するっと抜けてしまうような、
弱々しい根っこ。でも、がんばって養分を吸っている。
少し天候の悪い日が続いただけで、枯れてしまうような、
体力のない葉っぱ。でも、見ると大変愛おしい。
その種には、ちゃんと「自分らしさ」とか「自信」とかいう
「名前」がついていて、
その名の通りに育つという、「未来」がある。
よく、こういう相談を受けることがある。
「自分には○○なところがあると、わかっているのだけど、なかなか」
「いつも○○してしまうことに気づいたんですけど、手に負えない気がして」
確かに、最初は強敵に思えるかもしれない。
それが、愛情の欠如や、恐怖心などの情動と関係する場合は、
ホメオスタシスも強力に働くことがあり得る。
だけど、何かが自分の意識に上がったら、
とりあえず、それを見てみよう。
ちょっと注意を向けてみよう。
そうすることで、日常の中の、いままで気づかなかった
「それを手放すためのヒント」や「育てるためのヒント」が
意識に上がり始めるから。
強敵だと思っていたものが、
実は、長い間、自分を守ってくれたもので、もう必要ないとわかったり、
本当は、いまこそ向き合って、育てるタイミングなんだと気づいたりするから。
それだけで、あなたの心は動き始める。
自分の望む未来に向かって。
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