大好きだったものから
いつのまにか離れていて
久しぶりにそれに触れて
我ながら放心することがある
どうしてこんなに長い間
忘れていられたんだろう
もう昔ほど好きではないのか
自分の重要度が変わったのか
離れていた間
忘れていた間
私は何をやっていたのだろう?
いろいろやっていたよ
もう一人の私はそう言う
君はいろいろやっていたよ
胸の辺りが少し痛くなってきて
思わず私は問い返す
それって私にとって
本当に大切なことだった?
そうだよ
もう一人の私は言う
なんであれ、君が選んだものは
そのときの君にとって
本当に大切なものだったんだ
それがなんであれ
いまがどうであれ
悩んだ道のりも
空白に思える季節でさえも
大切なものだったんだよ
そしてまた出会うんだ
いまの君が大切だと思うものに
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