クライエントさんとセッションしたり、
メールをもらったりする中で、
「あ、自分のモノにしたな」と思うことが多々あります。
いままで知識として、頭だけでわかっていたことや、
ずっと疑問に思っていたこと、
コーチングで揺らがされたこと、
セッション中にスコトーマが外れて、視野が拡がった感覚……
それらが、新たな一歩を踏み出した行動と結びつき、
さらにそこから、気づきと独自性を得て、
その人自身の、深い実感と体感が生まれることです。
そんなとき、彼ら(彼女ら)の表情は輝き、
同時に、言葉に芯があります。
その様子を見たり聞いたりするのが、私は何より嬉しい……かもしれません。
頭だけで知っているものには、臨場感がありません。
自分のモノになっていないのです。
どんなに一生懸命しゃべっても、
なんとなく口先だけのようで、深みがないのはそのためです。
誰にでも、そういう感覚はあるでしょうし、
私にもあるから、よくわかります。
話しながら、何かがおかしい、しっくりこない。
含蓄のある言葉というのは、その人自身の、
「思考、行動、感覚の積み重ね」が、情報として、
しっかりと乗っているものだからです。
しかし、昨日までの自分と、同じ行動をし、同じ考え方をしていても、
その「言葉」は、昨日と同じで、変化がありません。
昨日までの自分とは、違う何かをすることによって、
凝り固まっていた様々なところが揺れ動き、スペースが生まれ、
「あ、そうか、こういうことか」と気づきが生じやすくなる。
さらにその気づきによって生まれた変化を、
心身にしっかりと定着させることで、習慣化し、自分のモノになっていきます。
その「自分が成長した感覚」は、想像するよりも遙かに楽しく、
思わずにやけちゃうほど、嬉しいモノです。
11月もそろそろ終盤です。
この1年の終わりが、近づいています。
あなたは、どんなことを「自分のモノ」にしましたか?
*パーソナルコーチ・青野ゆかり*
公式HP http://efficaciouslife.jp/
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