先月から、半年か1年前に買った本を、再読しています。
翻訳本なのですが、
・著者の言葉遣いが独特、独自用語の定義がわかりにくい
・訳者が、原文の意味を理解していないのでは? という箇所が多々ある
・内容がものすごく抽象的
という事情もあって、買って読んだときは、正直言って、
「やばい、ぶっ飛びすぎてる、ついていけない」
と思った本でした(笑)
私は本を読むスピードは、かなり速いほうだと思うのですが、
これは、思考も想像力も、自前のメソッドも、使いまくるというか。
1,2ページ読むごとに、本を置いては考える、ということの繰り返しです。
しかし、今回で、「ついていけない」から「ついていこう」となり、
この本の抽象度が、いかに高いか、を実感するところまで、追いついてきました。
以前のブログ、「情報をとる~自分の器~」でも書きましたが、
人は、抽象度が上がれば上がるほど、
本や人の話や、いろんなものから、受け取れる情報が増えていきます。
抽象度を上げるためには、いま理解できるものよりも、
難しい本を、丁寧に読むことをお勧めします。
読みやすい本もいいですが、
「いまの自分に理解できる本」ばかり読んでも、
あるいは、「いまの自分に理解できる読み方」ばかりしていても、
成長はない、と私は思っています。
沢山の本を読んでも、自分のモノの見方、思考力、行動などに
「変化」がなければ、意味がないわけです。
大事なことは、日々の生活に、自分の人生に、
どれだけ生かしているか、ということなわけだから。
前に、あっちでも呟きましたが、
わからない、という状態は非序に心地が悪いわけです。
だからすぐに、「一つの答え」を出そうとします。
それは往々にして、単なる「知識」です。
それでわかった気になって、自分の生活に、人生に、生かすことをやらない。
それって、もったいないなあと思います。
わからない、という状態は、実は最大のチャンスです。
そこには、成長の大きなヒントがあります。
だから、わかるまで、じっくり時間をかける。
何度も読む。何度でも考える。
そうするうちに、いつのまにか「何かがわかる」ようになっている。
再読は、自分の変化と成長を教えてくれる、最高のツールになるでしょう。
「情報をとる~自分の器~」はこちら。
http://aonoyukari.exblog.jp/19269320/
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新春イベントの日程が決まりました。
1月26日(日) 都内にて。
詳細は、追ってお知らせします。
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「読めない本」を読む ~抽象度を上げる~
12.18
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