抽象度とは 苫米地式コーチングについて
抽象度とは、”levels of abstraction” の和訳で、抽象化の度合いのことを指します。抽象の反対は具体です。つまり、具体的でなくなるほど、抽象度が上がります。(「抽象的←→具体的」)身近なもので例えると、「犬」よりも「動物」という概念のほうが抽象度が高く、「動物」よりも「生物」のほうがより抽象度が高くなります。
では、この抽象度と、私たちの人生は、どのように関わっているのでしょうか?
……実は、幸せになるためには、抽象度を上げることが必要なのです。
多くの人が「幸せになりたい」と願っていますが、脳科学的に説明すると、脳幹で認識されるような、抽象度の低いゴール(自己満足的)を達成しても、その幸福感は長続きしません。幸せや満足感といったものは、前頭前野で認識する、抽象度の高い「感覚」だからです。そのため、高級レストランで美味しいものを食べても、素敵なバッグや洋服を買っても、しばらくすると、その喜びは消えてしまいます。そしてまた、何かと不満足な日常が始まってしまうのです。
抽象度を上げた思考と、自由な自分 苫米地式コーチング
端から見ると幸せそうな人でも、意外と多くの悩みを抱えているものです。仕事や人間関係がうまくいっていなかったり、なぜかはわからないけど息苦しさを感じていたり、周囲の期待に応え続けた結果、内面のバランスを崩してしまったりしています。
これらの悩みや問題の多くは、「~しなければならない」といった思い込みやしがらみにとらわれた、抽象度の低い状態から生まれています。解決方法は無限にあるのに、物事を俯瞰できず、「○○しか選べない」と思い込んでいるのです。
抽象度が上がると「~しなければならない」といった、しがらみや自縄自縛の枠が外れていきます。いままで気にしていた様々なことがどうでもよくなり、自由に生きることの素晴らしさを感じられるようになります。それまでの習慣や先入観を手放し、柔軟な発想と豊かな創造性が生まれてきます。それは心がノビノビして、非常にリラックスした状態です。
抽象度を上げると、些細なことにとらわれず、重要なこと(本当のゴール)に取り組めます
Efficacious Life では、苫米地式コーチングによる「無意識の書き換え」によって、クライアント様の抽象度をどんどん高めていきます。自分では気づかなかった思い込みやしがらみだけでなく、無意識のブレーキも外していきます。
それによって、物事を高い視点でとらえられるようになり、「自分らしいゴール」や「本当の幸せ」に向かって、自然と行動できるようになります。些細なことやどうでもいいことに時間と労力を費やすことなく、本当に重要なこと(ゴール)のために、自由な選択ができるようになるのです。そして、そのゴールの抽象度も、どんどん上がっていきます。自分の煩悩を満たすことだけでなく、より多くの人が幸せになるゴールを設定できるようになります。そのときあなたが手にしているのは、一時的な享楽とは次元の異なる、「本当の幸せ」なのです。
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