①「他人と比較しない」って耳にタコ

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「他人と比較しない」、これは、カウンセリング、コーチング、自己啓発、セラピー、その他諸々で、耳にタコができるほど、言われる言葉だ。私はこの言葉が嫌いで、見たり聞いたりする度に、ことごとくスルーしてきた。私にとっては、なんとも現実味のない「よくわからない言葉」だったから。

大体、他人と比べても意味がないというのは、知識として十分知っていて、それでも比べちゃうから困っているのに、その人に対して「比べるからダメなんだ」というそのロジックが、なんとも浅はかに思えて仕方なかった。

もちろん、それは私の(割とひねくれた)フィルターを通したモノであって、どれが正解で何が間違っている、ということもなく、人それぞれが自分のプロセスをたどり、自分の正解を見つけられればいい。という前提(言い訳)をしておいて、私なりの意見を書こうと思う。

誰かと接点を持つと、必ず「自分との違い」がわかる。
私は大企業で働いている
彼は中小企業
彼はフリーランス
彼は経営者

人と比較することで、「自他の特徴」が際立つともいえる。
では、違いがわかるのは、悪いことか? そんなことはない。
逆に、他人との違いがわからないと、日常生活は割と困難になる。

私は女で、彼は男。
もし、この違いがわからなかったとしたら、どんな毎日が訪れるのだろうか。
ちょっと想像してみると、面白い。トイレやお風呂に入るときも、連れだって行くかもしれない。周りからどんなに「彼は男で、君とは違うんだ」と言われても、「何を言ってるの? 彼女は名前はキャサリン、何から何まで、私と同じ女なのよ!」なんて言っていたら、たぶん、本人も周りも大変である。

これは極端な例であるけれど、人は無意識に、こういうことをやっている。
自分と他人は違うのに、「同じである」という前提に立って、感情を乱し、思考の堂々巡りに陥り、行動を荒立てる。

本当の問題は、他人と比べることよりも、
「自分と他人の、違いがわからない」ことだと思う。

自分と他人が違う、ということがわかれば、「あいつが成功して、自分は成功しない(のはおかしい)」などという(図々しい)ことは思わない。あいつと自分は違うのだから。
何が違うって、働き方も、周囲との付き合い方も、お金や時間の使い方も、優秀な経歴を得るためにやってきたことも、仕事に乗せている感情や思考のパターンも、コンプレックスも強みも、その生かし方も、何もかも違うのだ。

その差異を考慮せず、経歴や育ちなど物事の表面だけを捉えるから、成功したあいつと自分との「重要な違い」が見えてこない。
つまり、比較が足りないということだと私は思う。
そして、自分を知らない、ということだと私は思う。

自分を知るにつれ、他人を妬むよりも、他人から学ぶ事のほうが多くなる。
あいつはずるい、と考えるよりも、あいつはどうやってああなったのか、ということに興味が湧く。
そこには、「自分とあいつの違い」が、たんまりと詰まっている。
それは、細部まで比較して、初めてわかることである。

──明日に続きます。

*パーソナルコーチ・青野ゆかり*
公式HP http://efficaciouslife.jp/

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  1. 2013 03.13

    気づきの種

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パーソナルコーチ・青野ゆかりのブログです。心理学、無意識、潜在意識の法則、共感覚が得意分野です。 「自分やあの人は、なぜあんな言動をとるのか?」 いつもそんなことを分析しています。 ときどき、ちょっと不思議なアドバイスもします。 共感覚による「エネルギーマネジメント」についてはコチラをご覧ください。 http://efficaciouslife.jp/menu.html

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